ぶちゅまるです。
毒物や劇物は、工業製品、農薬、試薬、塗料などで使われており、
僕らの社会生活においてなくてはならない存在になりました。
現在、僕は工場の毒物劇物取扱責任者として選任されています。
令和2年度の試験でなんとか合格できたのですが、
関西広域連合の試験は他府県の試験と比べて難しい印象を受けました。
そこで、今回の記事は
毒物劇物取扱責任者試験の難易度(関西広域連合)
について詳しく解説します。
- 関西広域連合の試験について知りたい
- これから試験を受けようと思っている人
他の記事では
- 独学一発合格方法
暗記のコツやテクニックについて書いてます。 - おすすめ参考書6選
勉強のスタイルで分けて参考書をオススメしています。 - 簡単な県について
僕が全国の問題を解いて簡単な都道府県をまとめました。
最近の合格率って全国平均30%台って知ってました⁈
についても詳しくまとめています。

良ければ、参考にして下さいね。
他府県の毒物劇物取扱者の難易度
難易度:都道府県によっては比較的易しい
理系出身であるかによって少し変わりますが、
決して難しい試験ではなく、
合格率も40〜50%台くらいです。
これは昔の話です!
現在は地区によって試験の統一が行われ難易度が上がっています。
地区によっては合格率20%以下とかもザラにあります。
しかしながら、試験の特徴として、
どの都道府県も法規や基礎化学は
殆ど難易度に差がありません。
昔は京都府がダントツで簡単だったらしいのですが、
関西広域連合に寄る試験統一で難易度が上がりました。
毒物劇物取扱者試験は性質及び貯蔵その他取扱方法、毒物及び劇物の識別及び取扱方法の出題範囲が飛び抜けて広いので、数ヶ月は費やすことになります。
確かに範囲は広いですが、
記憶するだけで正解できる問題が殆どです。
そのため、試験の難易度が低いと言うことですね。
要するに覚えれば、勝ちです!

それにしても性質・貯蔵・その他取扱ってどんだけ欲張り……笑
一夜漬けで合格できるの?
いくら難易度が低いからと言って、
一夜漬けでは合格は難しいです。
この試験は覚える内容が非常に多いので、
一晩勉強したくらいでは絶対に受からないでしょう。
もし合格したとしても運が良かったか、
元から知識をかなり持っている方です。
その為、しっかりと準備をしましょう。
僕の経験からどれだけ早くても、
勉強期間は1ヶ月ほどは掛かると思います。
関西広域連合の試験難易度が高い

グラフは関西広域連合のデータをもとに作成しました。
他府県の令和4年度の合格率のデータを見てみると、
東京都、愛知県、福岡県で約40〜50%台のようですね。
選択式や正誤形式の問題が多い傾向です。
しかし、関西広域連合の令和4年度の試験問題を見ると、
毒物及び劇物の性質、貯蔵、識別及びその他取扱方法範囲は
組み合わせを問う形式のみで構成されています。
これは他府県と比べると、
明らかに難易度が高くなる要因です。
その為、合格率が大きく下がった訳ですね。
この結果から令和5年度は前年度よりも易化すると考察します。

合格率が下がりすぎて、
他府県で試験を受ける人が増えたら、
関西広域連合的にも困りますもんね。
ただし、注意点として
関西広域連合では、受験人数が他府県より倍以上多いです。
その為、出題形式や受験人数の関係で他府県より合格率が低いと考察しました。
人数が増えれば、勉強不足の方も増えます。
危険物乙4の合格率が低いのと同じ原理だと思います。
僕も合格率2割に満たなかった令和4年度の試験を解いてみましたが、
選択・正誤問題がない為、確かに難易度が高かったです。
しかし、例年の過去問と比べて問題の内容自体が、
難しくなっている訳ではありませんでした。
その為、関西広域連合の試験で合格するには、
組み合わせ問題に対応できるように、
しっかりと性状を覚えるようにしましょう。
合格基準について
- 総出題数に対する正答率が60%以上
- 各試験科目ごとの正答率が30%以上
各科目の足切りラインが都道府県にもよりますが、
他府県よりは低く設定されているので、法規と基礎化学で点数を稼ぎましょう。
法規も基礎化学も出題される問題は大体決まっているので、
過去問や参考書を駆使して、凡ミスの無いように気をつけましょう。
毒物劇物取扱責任者について
毒物劇物取扱責任者って長い名前の資格だけど、
その実態はどのような資格なのでしょうか?
毒物及び劇物取締法より第七条一項
毒物劇物営業者は、毒物又は劇物を直接に取り扱う製造所、営業所又は店舗ごとに、専任の毒物劇物取扱責任者を置き、毒物又は劇物による保健衛生上の危害の防止に当たらせなければならない。ただし、自ら毒物劇物取扱責任者として毒物又は劇物による保健衛生上の危害の防止に当たる製造所、営業所又は店舗については、この限りでない。
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=325AC0000000303
簡単に言うと、毒物劇物を取り扱うスペシャリストです。
- 毒物劇物の取扱
- 表示、着色、容器の確認
- 販売、譲渡
- 廃棄
- 漏洩、流出の防止措置
- 紛失、盗難防止の措置
僕の工場では、
アンモニアや濃塩酸、水酸化ナトリウム、硝酸、ピクリン酸などがありますね。
普段は管理業務がメインですが、
取扱についての教育などもしています。
合格したらなれるの?
営業所によって毒物劇物取扱責任者として選任された場合のみ
資格を取得したらすぐなれるわけではありません。
実は、頑張って合格しても毒物劇物取扱責任者になる為の権利を得ただけなんです。
僕自身、選任者の方が他の拠点に移動になるので、
会社から勧められて資格を取得しました。
取り敢えず、資格を取得しようと思っている方がいるなら、
将来的に自分の業務で必要になるかを考えて取得すべきかよく考えましょう。

資格を持っていて、損はないんですけどね!
毒物劇物取扱責任者になるためには
一定の条件を満たしていて、既に毒物劇物取扱責任者の資格がある場合と、
試験を合格して取得できる場合の2パターンがあります。
- 薬剤師
- 工業高等学校又はこれと同等以上の学校で応用化学に関する学課を修了した者
- 各都道府県が行う毒物劇物取扱責任者試験に合格した者
薬剤師は言うまでもなく、僕らよりもスペシャリストです。
薬剤師になる過程で資格の要項も簡単に満たすわけですね。
僕は大学で工学を専門にしていたのですが、
化学系の単位があと数単位足りなくて、受験しに行った記憶があります。

大学の時に、もう少し化学を頑張っていたら……。笑
実は、知らないうちに資格の要項を満たしていて、
申請するだけで取得できるかもしれませんので確認してみましょう。
※リンクは東京保険医療局のものです。
全国共通の試験概要

試験の種類について

受験する際にこれといった理由がないなら、
全て対応できる「一般」を選択すれば良いかと思います。
法規や基礎化学は共通ですし、
問題の難易度も大きく変わるわけではありません。
受験資格について
国籍、性別、職業、年齢は関係なく誰でも受験ができます。
ただし、一部条件があります。
毒物劇物取扱責任者になることができない者
- 18歳未満の者
- 心身の障害により毒物劇物取扱責任者の業務を適正に行うことができない者として厚生労働省令で定めるもの
- 麻薬、大麻、あへん又は覚醒剤の中毒者
- 毒物若しくは劇物又は薬事に関する罪を犯し、罰金以上の刑に処せられ、その執行を終り、又は執行を受けることがなくなった日から起算して3年を経過していない者
毒物及び劇物取締法8条にもあるように、
なることができいない者は以上の4通りあります。
既に資格がある者
- 薬剤師
- 工業高等学校又はこれと同等以上の学校で応用化学に関する学課を修了した者
- 各都道府県が行う毒物劇物取扱責任者試験に合格した者
毒物劇物取扱責任者になれる者は以上の3通りです。
その他の情報
毒物劇物取扱責任者試験は年一回、各都道府県で行われます。
試験の時期、試験時間、問題数など都道府県で異なります。
詳しくは受験する各都道府県の試験情報を確認して下さい。
試験地 | 各都道府県 |
受験料 | ⚫︎東京都 12,900円 ⚫︎愛知県 10,600円 ⚫︎福岡県 10,500円 ⚫︎関西広域連合 10,300円 |
試験内容 | 四肢択一式 ・毒物及び劇物に関する法規 ・基礎化学 ・毒物及び劇物の性質及び貯蔵その他取扱方法 ・毒物及び劇物の識別及び取扱方法 ※試験内容は各都道府県により異なります。 基本的には筆記のみです。 |
合格基準 | 合格基準点は、総得点で6割以上で 各課目で都道府県によって基準があります。 ※関西広域連合は試験科目毎に3割以上の正答率で合格です。 |
試験に合格するには
毒物劇物取扱責任者に合格するには、
- 毒物及び劇物の性質及び貯蔵 その他取扱方法
- 毒物及び劇物の識別及び取扱方法
これらの科目範囲が特に覚える内容が多いので、
時間を掛けて、学習しなければなりません。
では具体的にはどのように学習計画を立てたらいいのでしょうか。
勉強期間は1ヶ月から3ヶ月
僕の場合は勉強期間1ヶ月ちょっとで合格できましたが、
もう少し長めに取るべきでした。
具体的には、
これくらいの時間は必要だと思います。
合格するには組み合わせ問題が出題されても、
正答できるだけの知識が必要です。
基礎化学は過去問や参考書、問題集でカバーしましょう。
僕は理系大学出身で殆ど対策はしませんでした。
本番では情けないことに基礎化学が6割ほどでしたが、
法規で点数が取れていたので、なんとか合格できましたよ。
受験地の過去問チェック
- 法規の傾向
- 自分の基礎化学の問題に対する理解度チェック
- 性質、貯蔵、漏洩対処、毒性、解毒方法、識別などの傾向
ポイントを押さえて、過去問を解いておくだけで、
学習計画が立てやすくなります。
基礎化学の正答率が高いようでしたら、
他の範囲に学習時間を回しましょう。
まとめ
関西広域連合の試験は、他府県より難易度が高いです。
合格するためには英単語を覚えるように少しずつ出題範囲を勉強をする必要があります。
本当にこの試験は覚えれば、勝ちです。
知らなければ、答えられない問題ばかりですので、
時間を掛けて覚えるしかありません。
それでは、毒物劇物取扱責任者試験(関西広域連合)の難易度についてのまとめです。
- 令和5年度は試験が易化する可能性が高い
- 組み合わせ問題対策は性状をしっかり覚えること
- 法規と基礎化学で全体の正答率に余裕を持たせる
- 総出題数に対する正答率が60%以上
- 各試験科目ごとの正答率が30%以上
他の科目で正答率に余裕を出すことで、
組合せ問題で少々間違えたとしても、カバーできます。
この試験は、出題される内容をコツコツ覚える他ありません。
試験本番で自信を持って、正答できるように
しっかり対策していきましょう。
最後まで読んでくださった方、本当にありがとうございます。
この記事が誰かの役に立ったら嬉しいです。
それでは、今日もご安全に!
コメント