ぶちゅまるです。
危険物甲種と検索すると、
検索候補に危険物甲種 すごいというふうに出てきますよね。
では、具体的に何がすごいのでしょうか。
もしかすると、この記事を読んでいる方はこんな疑問をお持ちではないでしょうか。
- 危険物甲種って取得できたらすごいって聞くけど実際どうなの?
- 乙4だけでも大変だったのに、最上位資格って取れたらすごいよね?
- わかりやすく簡潔にすごいと言われる点を知りたい。
そこで今回は、
危険物甲種はどういった点ですごいのか
について3つのポイントに分けて詳しく解説します。
すごいと言われる点について、大学の友人と議論しました。
友人の職種は工業、化学プラント、薬品、半導体関係でバラバラですが、
全員、危険物乙種各類のいずれかは取得しています。
それでは、詳しく解説していきます。
危険物甲種がすごいと言われる3つのポイント!
危険物甲種の取得がすごいと言われるのは、
大きく分けて3つのポイントがあると考えられます。
これらのポイントを踏まえて、以下で具体的に解説していきます。
それでは、詳しく見ていきましょう。
凄まじい勉強範囲
危険物甲種では純粋に勉強量が評価されてすごいと言われます。
まず、乙種と甲種の試験内容の違いについて説明します。
危険物甲種の法規、物理、化学の分野は問題の難易度が上がっています。
その中で、最も大きな違いが、
危険物の特性・火炎予防・消化方法の範囲です。
別表から乙4のみの範囲を表にしました。
以下で具体的に説明します。
種別 | 性質 | 品名 |
第四類 | 引火性液体 | (1) 特殊引火物 (2) 第一石油類 (3) アルコール類 (4) 第二石油類 (5) 第三石油類 (6) 第四石油類 (7) 動植物油類 |
例として、第4類の(1)特殊引火物に属するアセトアルデヒドの性状を見てみましょう。
お酒を飲み過ぎると、体の中で悪さをするアイツですね。笑
覚えなければならない性状が最低でもこれだけあります。
加えて、貯蔵方法、取扱、消化方法も暗記しなければなりません。
一つの化学物質の性状でさえ、
これだけ覚えるべきことがあります。
甲種は第1〜6類全ての種別が含まれます。
頻出の物質だけでも約200種類ほどあることを考えると、
これだけで勉強量が凄まじいことがよく分かります。
暗記内容を書き出していたら、
ルーズリーフを30ページ以上使用していたのは自分でも驚きました。笑
乙種取得者は甲種の勉強量が凄まじいことがよくわかっているので、
資格保有者の方から特にすごいと言われているようです。
難易度が高い
危険物甲種は資格試験の中でも難易度が高いです。
その為、すごいと言われることが多いです。
では、危険物甲種の難易度を詳しくみていきましょう。
ある資格講座のサイトでは、勉強時間が80時間程度と書かれていますが、
僕の経験ではかなりきついと思います。
その理由として、
暗記に時間がかかるからです。
前述した凄まじい勉強量を考えると、
難易度が高いことがよくわかります。
暗記に費やした時間は参考書と問題集で200時間を超えていました。
80時間では到底無理でした……。(泣)
受験者のレベルが高い
受験資格に注目すると、
受験者のレベルが高いことがわかります。
危険物甲種の受験資格は以下の5パターンです。
詳細は消防試験研究センターで確認しましょう。
- 大学等において化学に関する学科等を修めて卒業した者
- 大学等において化学に関する授業科15単位以上修得した者
- 修士・博士の学位を有する者
- 乙種危険物取扱者免状を有する者(実務経験2年以上)
- 乙種危険物取扱者免状を有する者(4種類以上)
- 〇第1or6類 〇第2or4類〇第3類〇第5類
上記の箇条書き1〜3を見て分かるのが、
受験資格は理系大学の出身者に有利です。
その為、化学の知識が大学レベルの方が受験することが多いです。
博士レベルになると、初見でも化学物質の性状を予想することができることもあります。
箇条書き5に関しても、性状の知識が既に4種類以上ある状態です。
これは暗記が多い危険物甲種では大きなアドバンテージです。
そのため、合格率は30〜40%と高くなっていますが、
専門知識を持つ受験者が多く集まる為、難易度が高まると考えられます。
僕はギリ15単位以上修得した者に該当したので、受験できて良かったです。笑
少数でしたが、危険物甲種の受験者は20〜30代の方が多くおられました。
勉強時間が同じくらいの資格について
ちなみに危険物甲種の他に勉強時間が200〜300時間程度と言われる試験は、
以下のようなものがあります。
- 簿記3級
- 基本情報技術者
- FP2級
- 保育士
- 介護福祉士試験
実際はもっと勉強時間が掛かった方もいるかもしれませんが、
他の資格も有名な資格ばかりです。
比較して考えても危険物甲種は難易度が高いことがわかります。
勉強時間が200時間を超えてくると、
決して簡単な資格とは言えませんね。笑
危険物の最上位資格の知識量
危険物甲種は純粋に危険物の最上位資格という点からすごいと言われています。
なんと言っても危険物取扱者の最上位資格です。
あらゆる危険物を取り扱うことができます。
- 消火設備
- 危険物の移送について
- 消防法関係
- 化学物質の性状について
建築法や消防法についても触れる機会があるので、
幅広い知識が得られました。
僕は、以下の資格で勉強した知識を活かすことができました。
- 消防設備士
- エネルギー管理士
- 毒物劇物取扱者
性状の知識や消火方法、貯蔵方法などが、
関係性の高い内容だったので、非常に助かりました。
危険物甲種は単体で持っているよりも、
複数の資格と併せ持つことで、更に価値が高まると思います。
甲種を取得すると、全ての危険物に精通できます。
その知識量を評価されてすごいと言われることが多いです。
こちらも乙種を取得された方からよく言われる傾向があります。
危険物甲種を取得して職場で活かそう
今回の記事は危険物甲種の取得は何がすごいのかについて、3つのポイントを詳しく解説しました。
僕は危険物甲種や他の資格を取得したことで一目置かれ、
現在は危険物保安監督者に選任されました。
決して高くはありませんが、資格手当と選任手当を頂いています。
自己満足や骨折り損なんてことはないですよ!
実務と知識が合わさることで、現場で重宝される存在になります。
簡単な資格でもコツコツ取得して、
僕は資格の手当が月2万円以上になりましたよ。
是非、機会があれば取得を目指してください。
それではポイントの振り返りです。
こっそり取得して周りを驚かせましょう!笑
最後まで読んでくださった方、お疲れ様でした。
そして、ありがとうございます。
この記事が誰かの役に立ってくれたら嬉しいです。
それでは、今日もご安全に!
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