ぶちゅまるです。
危険物甲種って難易度が高いって聞くけど、
合格率も結構高いんですよね。
実は合格率が40%と高いのには、ある3つの理由があるんです。
そこで、今回は、
危険物甲種の合格率が高い理由
について解説したいと思います。
合格率を見ると、「10人のうち4人合格してる!」と少し気が楽になりますが、
危険物甲種の難易度は一筋縄ではいきませんよ!
それでは、早速見ていきましょう。
危険物甲種の合格率が高い3つの理由
以上の3点が大きな要因となっています。
現役の学生が物理・化学は完璧に近いですし、
文系の受験者は勉強範囲に大きな差があります。
やはり、少しでも勉強範囲に余裕を持てると、
苦手科目の対策がしやすくなります。
その為、合格圏に達しやすくなります。
しかし、大量の暗記内容に挫折してしまい、
受験すらしない方が一定数います。
これが合格率を上げる要因として、
一番大きいと考えています。
受験していると言うことは、
少なくとも合格圏に届きそうな人なんです。
どの試験も記念受験というのはありますが、
危険物甲種は未受験者が結構多いんですよね……。
それでは、詳しく解説していきます。
理系受験者は合格を狙える人しか受験しない
受験まで漕ぎ着けている方は、
合格を狙える実力をつけてきた猛者が多いです。
具体的に説明をするために、
申請者、受験者、未受験者の割合を以下に示します。
未受験率は掲示されたデータから計算しました。
令和5年度 | 令和4年度 | 令和3年度 | 令和2年度 | 令和1年度 | |
申請者(人) | 24719 | 26085 | 26774 | 21036 | 22765 |
受験者(人) | 20963 | 22278 | 22835 | 17957 | 21036 |
未受験率(%) | 15.2 | 14.6 | 14.7 | 14.6 | 7.6 |
表を見ると、約15%ほどは未受験であることがわかります。
これはウイルスの影響を大きく受けた令和1年度を除き、毎年ほぼ変わりません。
ここから言えるのは、
- 勉強が全く間に合わなかった
- 暗記内容が多すぎて挫折した
以上のような理由で、
受験する価値がなくなったということです。
つまり、受験していないだけで、
実質の不合格者はもっと多いと言えます。
令和5年度の合格率は31.7%で例年より10%ほど下がっています。
仮に、未受験者を含むと合格率が26.9%になります。
まあ、含むのはおかしいんですけどね。笑
試験範囲と暗記内容に挫折していく人も多いので、
危険物甲種は受験者の想像以上に難易度が高いということが分かります。
近年は合格率も徐々に下がっており、難化傾向にあるようです。
以上の理由から、
少なくとも合格の希望がある人しか受験していないという訳です。
全く合格する見込みがないのに、
時間と労力を掛けて記念受験する人なんて殆どいないですからね。
文系受験者は勉強範囲が小さい
文系受験者の知識量が既に多い!
その理由として、
受験資格を見てみましょう。
以上の受験資格を見ると、
文系受験者が仕事で使う機会や化学実験の機会がないので、
実務経験で受験するのはかなり限られると思います。
その為、ほとんどの文系受験者は4種類以上の乙種危険物を取得して、
危険物甲種を受験していると考えられます。
受験資格にもあるように既に4種類以上勉強済みの範囲があると、
理系受験者と比べて勉強量に大きな差が生まれます。
乙種受験者の方は、よくわかると思いますが、
この差はめちゃくちゃでかいですよね。
その理由として、危険物甲種の暗記内容は、
乙種とほとんど変わらないからです。
- 性状及び消化は乙種と同レベル
- 法令の試験問題は毛が生えたレベル
その為、勉強内容はほとんどの場合、
物理・化学のみに重点を置けます。
また、物理・化学の範囲も大きく分けて、
以下のように分けることができます。
- 知識問題
- 計算問題
その為、暗記内容を押さえれば、
計算問題のみの勉強となり、勉強量が大幅に減ります。
以上のような内容から、文系受験者は合格率が高いと考えられます。
文系の方が、一から物理・化学を勉強して、
合格点を取るのは決して簡単ではありませんけどね。
現役の学生は物理・化学がほぼ完璧
受験者の多くは理系大卒や現役学生!
当たり前ですが、上記の受験者は物理・化学は余裕です。
理系大卒の方は、その知識が社会人になって、
錆びついている方もいると思います。
恥ずかしながら、
僕は「知識が錆びついた人」の一人でした。笑
しかし、勉強し始めるとあっという間に
ブランクを取り戻すことができます。
一度勉強している範囲は、圧倒的に取り戻しやすい印象でした。
更に物理・化学をオンタイムで習っている
現役学生達は言うまでもなく、ほぼ完璧になります。
その為、安心して大量の暗記内容をに時間をかけることができます。
社会人と比べると、勉強時間をとりやすいのも有利です。
理系受験者の多くは暗記内容に苦しむので、
勉強時間を暗記に回す余裕があると非常に助かります。
以上の内容から、
現役学生の合格率は高いと考えます。
過去には、中高生の受験者もいたようです。
そうなると、乙種4種類以上の知識も押さえて無双状態です。
それを加味しても十分すごいですけどね!
【まとめ】合格率は高いが、難易度も高い
今回の記事は危険物甲種の合格率が40%と高い3つの理由を挙げながら解説しました。
危険物甲種の合格率は高いですが、
令和5年の合格率は31.7%と例年より低くなってきています。
試験問題自体の難易度が少しずつ上がっているようです。
それでも、暗記内容をしっかり勉強すれば、
現在の難易度でも十分に通用するのでコツコツ頑張りましょう!
危険物甲種では英単語を覚えるように、
コツコツ暗記を進めることが合格への近道ですよ!
一発合格目指して、頑張りましょう!
ここまで読んでくださった方、
お疲れ様でした。
そしてありがとうございます。
ではでは、今日もご安全に!
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