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危険物甲種が意味ないって本当!?受験前に知っておきたい5つの理由について詳しく解説します。

危険物甲種が意味ないって本当!?受験前に知っておきたい5つの理由について詳しく解説します。 資格
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ぶちゅまるです。

危険物甲種は取得しても意味ない

と言う話はよく聞きますが、
実際に意味はないのでしょうか?

  • 正直、取得する価値はあるの?
  • 乙種で十分ではないの?
  • なぜ、意味ないと言われているの?
  • 甲種と乙種って何が違うの?

このようなことを疑問に持っていませんか?

そこで、今回は

危険物甲種が意味ないと言われる理由について

5つの理由を挙げて、詳しく解説していきます。

また、甲種を取得しようと考えている人は、
僕が取得した目的をまとめているので参考にして下さい。

社会的には、決して需要の高い資格ではないのも事実です。
取得する方はよく考えてから臨みましょう。

ぶちゅまる
ぶちゅまる

僕は乙種4類は取得済みで、
自己研鑽も兼ねて甲種の試験に臨みましたよ。

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危険物甲種は意味ないことはない!

個人的には危険物甲種は意味ないことはないと思います。

しかし、危険物甲種はなぜ意味がないと言われているのでしょうか。
以下にまとめました。

危険物甲種が意味ないと言われる5つの理由
  • 危険物甲種の需要が低い
  • 乙種と甲種の違いはあまりない?!
  • 受験資格が厳しい
  • 多くの製造所等では乙種で十分
  • 暗記が出来れば誰でも受かる

ぶちゅまる
ぶちゅまる

僕の勤めている製造所では乙種4類のみが必要です。
では、甲種を取得した意味って本当にあったのでしょうか。

それでは、5つの理由について詳しく解説していきます。

危険物甲種が意味ないと言われる5つの理由

危険物甲種は意味がないとよく言われていますが、
一体なぜ、意味がないと言われているのでしょうか。
では、詳しく解説していきます。

危険物甲種の需要ってあるの?!

危険物甲種の社会的需要は低いです

その理由として、
危険物甲種を必須資格として挙げている企業はそこまで多くないという点です。

危険物甲種を挙げている求人広告をみたところ、
特に多い業界は、化学、薬品関係です。

有名企業も多く、研究開発等の募集が多かったです。
危険物甲種が必須のスキルで挙げられていた広告はこれらの業界が殆どでした。

危険物甲種以上に他に求められるスペックが高い印象でした。

どの業界でも危険物を取扱う場合、消防法に従って、
管理、保安、監督を有資格者に任せる必要があります。

しかし、全ての危険物を取り扱っている製造所等はそう多くはありません。

ぶちゅまる
ぶちゅまる

生産や製造に必要な危険物がコロコロ変わることなんてないですよね。
研究開発等で様々な危険物を使う場合や薬品の取扱いをする場合が、
全類の危険物に精通している必要があるようです。

その為、危険物甲種は殆どの業界で、オーバースペックになります。
この理由が社会的に需要が低いと言われる理由です。

危険物の運搬や複数の危険物を使用している企業では、
危険物甲種を持っていると、重宝されるでしょう。
知識量や全ての危険物に精通している為、全対応ができます。

甲種と乙種の違いはあまりない?!

乙種Q.甲種危険物取扱者免状と乙種免状の全類を取得した場合の資格の違いは何ですか。

全類の免状取得者は、甲種免状取得者と同様に、すべての危険物を取り扱うことができますが、危険物保安監督者の資格要件に違いがあります。したがって、乙種の全類を取得しても甲種に切り替わることはなく、甲種は別に受験しないと免状取得できません。

消防試験研究センター よくある質問

このように書かれています。

点検や保安管理上はほぼ違いがありませんが、
危険物保安監督者になる場合の要件が違います。
※危険物保安監督者は製造所等で配置しなければならないリーダーのようなものです

具体的に以下にまとめます。

乙種と甲種の保安監督者になる際の要件の違い
  • 甲種:実務経験がいずれかの類で6ヶ月以上必要
  • 乙種:実務経験が各類で6ヶ月以上必要

この要件から分かる大きな違いは、

  • 実務経験で優遇されている
  • 全類の保安監督者に対応できる

という点です。

しかし、製造所等は実務経験で悩むケースがほぼありません。

具体的に説明すると、

仮に保安監督者の方が急に退職したとしても、
他に施設保安員(補佐業務をする人)として6ヶ月以上の実務経験を満たしている人は必ずいます。
加えて、実務経験を満たした人が必要な類の乙種資格を持っているだけで、保安監督者になれます。

その為、危険物甲種は

いると助かるが、甲種である必要はない

という器用貧乏な存在になってしまいがちです。

その為、無理して取得しても意味がないと言われています。

ぶちゅまる
ぶちゅまる

製造所等が2つ以上あり、
保安監督者が複数人いる製造所もあるので、
必ずしも意味がないとは言えませんけどね。

受験資格が厳しい

危険物甲種の受験資格
  1. 大学等において化学に関する学科等を修めて卒業した者
  2. 大学等において化学に関する授業科15単位以上修得した者修士・博士の学位を有する者
  3. 乙種危険物取扱者免状を有する者(実務経験2年以上)
  4. 乙種危険物取扱者免状を有する者(4種類以上)
    • 〇第1or6類 〇第2or4類〇第3類〇第5類

危険物甲種を受けるには、以上のいずれかの条件を満たす必要があります。

箇条書きの1〜2の条件は化学系の学部を卒業すれば、満たすことができると思います。
理系大卒の方は問題ないと思います。

条件4に関しては、
危険物甲種を受ける為に
4つの類を取得しなければなりません。

これが社会人では、

最も遠回りで挑戦権を獲得する方法だと思います。

ここまでする気は僕には全然ありませんでした。笑

ぶちゅまる
ぶちゅまる

条件3が一番簡単に思えますが、
唯一、実務経験証明の為に事業所長や社長の協力が必要です。
僕はこれが億劫で条件2で受験しました。

以下に実務経験証明書の例を示します。
(総務省消防庁より引用)

【記入例】
実 務 経 験 証 明 書 (例)
氏 名
消防 太郎 ( ○○年 ○月 ○日生)
取り扱った危険物
類 別
第 4 類
品 名
第1石油類(ガソリン)
取り扱った期間
○○年 ○月 ○日 から ○○年 ○月 ○日まで ( ○年 ○月)
製造所等の区分(該当するものを○で囲むこと)
製造所 ・ 貯蔵所 ・ 取扱所
上記のとおり相違ないことを証明します。 証明年月日 ○○年 ○月 ○日 事 業 所 名 ○○工場株式会社 南倉庫 所 在 地 ○○市○町○丁目○番○号 証 明 者 職 名 代表取締役社長 氏 名 危険物 次郎 印 電話番号 000 ( 0000 ) 0000
Screenshot


このような内容を事業所長又は社長に書いてもらう必要があります。
証明書には製造所の印鑑などを押す必要があり、少し時間がかかる場合が多いです。
当然、自己研鑽で受験をする意思を伝えれば、快く書いてくれる場合もあると思います。

しかし、事業所には必要以上に資格保有者はいらないので、
必ずしも快く対応されない場合もあるので注意が必要です。

このように個人で危険物甲種を受けたいと思った場合に、
事業所長の協力がハードルとなり、「そこまでして」受験する必要はないと考える人も多いようです。

危険物乙種で十分

まず、危険物取扱者がなぜ必要かを簡単に説明すると、

  • 危険物を使用したい
  • 消防法に沿って、有資格者が必要
  • 条件を満たした者を選任して保安、監督を任せる

以上のように、有資格者が必要となるからです。

製造所等の立ち上げは別として、
危険物を取り扱う事業所では保安監督者に選任されている方が既にいると思います。

後任の保安監督者候補と施設保安員の育成も兼ねて、
必要な類を取得させている場合が多いです。

製造所等からすると、

必要な乙種の類のみで十分

な場合が多いです。

ぶちゅまる
ぶちゅまる

僕は入社1年目で乙4を受験するように言われました。
恐らく、資格者の補填もあったんだと思います。

危険物甲種は、防火管理責任者講習(2日間)の免除がありますが、
それ以外に実務上の差は殆どありません

このように必要な類が限られた事業所では、
甲種取得の恩恵は殆どありません。

暗記が出来れば誰でも受かる

座学が全て!実技は一切必要なし!

危険物甲種は受験資格を満たして、
暗記が出来れば誰でも合格できます

その理由として、

  • ほぼ全てが暗記問題
  • 全問4択式で記述なし
  • 物理、化学は中〜高校生レベル
  • 過去問と似た問題が頻出

暗記して過去問で問題に慣れる。
これだけで良いからです。

暗記する量的には簡単な試験とは言えませんが、

「レベルを上げて物理で殴る」

の如く、脳筋プレーで合格することが出来てしまいます。

ぶちゅまる
ぶちゅまる

かなりの勉強量が必要だと思いますが、
中学生で危険物甲種を取得したと言う方もおられます。

辛口で言うと、社会人で危険物甲種を取得していても、

  • 一生懸命、暗記を頑張った
  • 甲種なら危険物を網羅してる!(不必要)
  • ネームバリューで何となくすごい

と言うアピール程度にしかなりません。

合格率は30〜40%となっており、なんとも微妙です。笑
取得した経験上、不合格の人は勉強不足が大半です。

その為、膨大な暗記内容を頭に入れて、

ほぼ暗記すれば誰でも受かる試験」

に挑戦する意味がないと感じる人の方が多いようです。

危険物甲種はこんな人におすすめ!

危険物甲種は意味ないことはないですよ。

僕は以下のような目的で試験に臨みました。
これから試験に臨まれる方は、是非参考にしてください。

自己研鑽をしたい

ぶちゅまる
ぶちゅまる

自己研鑽で危険物を制覇しよう!

僕は会社で危険物を取扱う際に、
復習不足で知識がほぼゼロに戻っていました。

同じ類を受けることは出来ないし、
復習ついでに全部の類取りたいと思ったのがきっかけです。

取得した実際の声としては、

実務にはほぼ影響はありません。笑
甲種取得という称号ゲット消防員の方と仲良くなれたくらいです。笑

でも、何となく家でYoutubeを見て過ごす日々を変えるにはいい時間でしたよ。
他の資格でも知識が活かせたので、自己研鑽で勉強するにはいい資格でした。

もちろん、危険物甲種を勉強して以前よりスキルアップは出来ましたよ。

資格手当と選任手当を狙う

ぶちゅまる
ぶちゅまる

手当は合計4,000円!

企業によって手当も違いますが、

僕の会社では、
以下のような内訳で手当を頂いています。

手当種類金額
資格危険物乙4¥1,000
選任保安監督者¥3,000

危険物甲種は会社としては取得する必要がないので、
資格手当は新たには付きませんでした。

でも、一つの資格で月4,000円が、
給与に乗るのはありがたい話です。

是非、会社の資格手当一覧を確認して下さい。
実は簡単に取れる資格に手当がついているかもしれません。

現在、僕は資格・選任手当が合計月2万円以上あります。
収入を増やしたい方は頑張ってみる価値があるかもしれないですよ!

危険物甲種で効率良く網羅したい

ぶちゅまる
ぶちゅまる

お金も時間も節約したい!

僕はお金と時間を考えて甲種一択でした!

もし受験資格を満たしているなら、
乙種を何度も受けるより、
甲種を合格すれば、種別の全てを取扱えます。

種別試験手数料
甲種 6,600円
乙種 4,600円
丙種 3,700円
消防試験研究センター

乙種を網羅するには、勉強時間と受験費用がかなり多く掛かります。

もし、全ての種別を取ろうと思っているなら、
最大効率は甲種一発合格がベストです。

それなりに勉強はしないと合格は難しいですが、
受験資格のある方はチャレンジしてみましょう。

【まとめ】意味ないことはないけど必要でもない

今回の記事は危険物甲種が意味ないと言われる理由について5つの理由を挙げながら解説しました。

意味がないと言われる理由は色々とありましたが、
資格を取って全く意味がないということはありません。

必要とされる場面は少ないですが、
取得目的を間違えなければ「意味ない」というふうに感じることはないでしょう。
それでは、受験目的の振り返りです。

危険物甲種はこんな人におすすめ!
  • 自己研鑽をしたい
  • 資格手当、選任手当を狙う
  • 時間と手間を省いて種別を網羅したい

僕は危険物甲種の知識が以下のような資格で活かせましたよ。

  • 消防設備士
  • エネルギー管理士
  • 毒物劇物取扱者

是非、危険物甲種を取得したら他の資格にも挑戦して下さい。

二つ三つと資格を取得した時に、
企業にとって必要不可欠な存在になっているかもしれませんよ。

ここまで読んでくださった方、
お疲れ様でした。

そしてありがとうございます。

ではでは、今日もご安全に!

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